東海

戦国末期、今川・武田・徳川の3つ巴の戦火となった駿河の国。3者の遺構を今日に伝える史跡群（久能山東照宮、静岡浅間神社、駿府城、丸子城）を巡る。

江戸幕府の初代将軍・徳川家康のルーツである松平氏は、松平郷から岩津城→安祥城→岡崎城と本拠地を変えた。それらの城々は都市化された市街地の中で、今もしっかりとその痕跡を遺している。三河一向衆の中心地・本證寺、足利一門・吉良氏の西尾城など、西三河の城々を巡る。

伊勢の戦国史において、北の長野氏、南の北畠氏と並び称された両者は、南北朝から戦国期にかけて200年間戦い続けた。その長野氏の居城・細野城を始め、伊勢の城々（安濃城、津城、伊勢亀山城、鹿伏兎城）を巡る。

戦国時代のお城を忠実に再現した足助城は戦国ファン必見！　挙母（豊田市）にある三河松平氏ゆかりの城々（三河飯盛城、松平城、大給城）と併せて巡る。

小田原北条氏の祖・伊勢新九郎盛時の最初の城とされる興国寺城は、その時代には存在せず、盛時の城ではなかったと近年言われている。謎多き伊勢新九郎盛時の興国寺城を始め、静岡東部の史跡（葛山城、三島大社、泉頭城）を巡る。